商品カテゴリー

スタッフ紹介

宮坂忠昌

宮坂忠昌

業界60年の大ベテラン。
特注品やバッチなど製造過程をすべて把握してます。
なんでもご相談ください。

渡邉幸恵

渡邉幸恵(アドバイザー)

お客様のご要望・お気持ちに的確にお応えし敏速にご提案いたします。

ピンズとは?ピンズの付け方やお手入れ方法についてご紹介

日本ではピンバッジと呼ばれ親しまれているピンズ。その歴史は意外と古く、今では様々なところで販売されています。ここでは、ピンズの付け方やおしゃれとしての楽しみ方、お手入れの方法についてご紹介していきます。

ピンズとは

ピンズとは、バッジの一種で、装飾部分から垂直に伸びた針を刺して裏側から留め具で受け固定するもののことを言います。日本では、ピンバッチとよく呼ばれているため、ピンズよりもピンバッチの方が伝わりやすいでしょう。

会社や職種で決められたフォーマルなものから、個人で楽しむものまでデザインは様々です。記念品やお土産品、キャラクター製品、ノベルティなど色んな用途で制作されており、コレクターも多数います。イベント限定で制作されるピンズも多く、希少価値の高いものなら絶大な人気を集めることもしばしばありますよね。

ファッションアイテムの一部にもなるピンズは、コーディネートのワンポイントに使われることもあります。洋服を扱うお店の一角に、おしゃれなピンズが並んでいることも決して珍しくはありません。

ピンズの役割

ピンズの役割はその用途によって違い、とても多様化しています。主な役割を見てみましょう。

まず、多くの方がイメージするのはキャラクターグッズやお土産品などのピンズではないでしょうか。観光地、雑貨屋、キャラクターグッズ専門店、美術館、テーマパークなど、その場所にちなんだピンズが販売されていますね。こういった場合、ピンズはその場所での思い出として形に残したり、いち商品として消費者を惹き付けたりする役割があると考えられます。

また、PRの一部としてピンズが役立つ時もあります。自社のことを広めたい、売り出し中の商品に注目を集めたいなど、認知を高めるアイテムとして、消費者に販売・配布されたり社員が身に付けたりします。

他にも、会社やサークル、グループなどで共通のものを作れば、その組織の団結力を高める役割もあるでしょう。

ピンズの歴史

ピンズは、もともとアクセサリーとして100年以上前には存在していたと言われています。人気が高まったのは1984年のロサンゼルスオリンピック以降のことで、各国の選手達が友好の証としてピンバッジを交換したことが影響し、コレクションやトレードで楽しむ人が増えたようです。1998年の長野オリンピックにおいては、世界中のコレクターが集まり、あちこちでトレードする様子が見られ、日本でも一大ブームを迎えます。

この頃は、あまりの人気ぶりにピンズの生産が追い付かず、市場価値も高騰したのだとか。こうした現象は全国ニュースにもなり、日本では様々な場所や場面でピンズが販売されるきっかけになりました。

ピンズの付け方

それでは、ピンズの付け方について見てみましょう。ピンズには、デザインがされた装飾部分に垂直に針が付いています。その針は、留め具で針を受けて固定するようになっています。

まず、ピンズの針を取り付けたい部分の布に刺し、布の裏側から留め具で受けます。針は留め具の奥まで差し込み、外れないことを確認しましょう。取り外す際は、留め具のつまみをつまんで、針を引き抜きます。

ピンズは小さいながらも多少の重みがあるため、取り付ける布地によっては適しさない場合もあります。取り付ける部分の布が伸びたり破れたりしないかどうか、確認してから取り付けましょう。衣類や鞄など、洗濯する時には必ず外し、常に留め具とセットにして保管しておくことをおすすめします。

おすすめのピンズの使い方

ピンズは、様々なところに取り付けておしゃれとして楽しむことができます。おすすめの使い方をご紹介します。

ジャケットに付ける

会社に勤めている人の中には、社章を身に付けている人もいるでしょう。ジャケットの左襟にあるボタン穴(フラワーホール)にはピンズを付けるための穴が開いていることも多いですので、その場合は生地に穴を開けることなく取り付けることができます。社章がなくても、フォーマルな場に相応しいデザインであればちょっとしたおしゃれを楽しむこともできますし、カジュアルな場やパーティーなどではその場に応じたデザインを取り入れるのもおすすめです。

帽子に付ける

ハットやベレー帽にはワンポイントとしてピンズを付けてみるとまた違った印象になります。特に、シンプルな帽子なら小さなピンズでも映えるでしょう。おすすめなのは、シックな色の帽子にさりげなく付けられる小ぶりなピンズのセットです。もちろん、好みに応じて大きくてカラフルなものも面白いですよ。帽子に付ける時は、ツバに近い位置で真正面や真後ろを避けた場所がバランス良く見えます。

バッグに付ける

ショルダー、トート、リュック…。カジュアルなバッグなら、ピンズで遊び心を加えやすいです。カラフルな色合いを好まれるのであれば、鮮やかな色合いや個性的なデザインのものがおすすめです。バッグなら重ねづけもしやすいため、付けたいピンズが複数ある時に便利です。ピンズで個性を出して、ひと目で自分のバッグだと分かるようにしても良いですね。ブローチなどとの組み合わせも楽しめるため、自由にコーディネートの一部として楽しんでみてはいかがでしょうか。

洋服に付ける

ピンズの定番の付け方とも言えます。生地の厚みや種類によってはピンズが取り付けにくいこともありますが、シンプルな色合いの服でもグンとおしゃれになる可能性があります。洋服に合わせやすいような色合いやデザインのものも豊富ですので、ぜひ探してみてください。ジャケットでいうフラワーホールの位置、つまり左の鎖骨下あたりに付けるとしっくりきます。肌寒い季節なら、コートの下に隠れてしまいますので、屋外での活動が多い日にはコートの胸元に飾れるものや、マフラーに取り付けて注目を集めても良いでしょう。

ピンズの針穴が気になる場合の対処法

ピンズは、針を布に刺して使用するため、どうしても穴が開いてしまいます。針穴を目立たせたくない時には、以下の方法を試してみましょう。

穴が目立ちにくい場所に針を通す

首もとと身ごろの間など、服の縫い目は穴を開けても目立ちにくく比較的丈夫なのでおすすめです。胸元など穴が目立つ恐れがある場合には取り付ける位置を少し上にして、縫い目あたりにしてみましょう。また、ピンズからはみ出ないほどの別布やフェルトを用意して、その布と一緒に針を刺す方法もおすすめです。こうすると、ピンズの重みによる負担を減らすことができ、穴が大きくなるのを防ぎやすくなります。

穴が目立つ場合の対処法

上記のような方法を試してみても、場合によってはぽっかりと穴が開くこともあります。どうしても、ピンズは針を刺して固定するため、穴が開くこと自体は防ぎようがありません。もし、穴が開いて目立つようであれば、スチームアイロンが役立ちます。生地に直接アイロンを当てず浮かせたようにして、蒸気だけを穴の開いた部分に当てると穴が目立ちにくくなるので、試してみてはいかがでしょうか。

ピンズのお手入れ方法

ピンズは、毎回必ず外して保管しましょう。洋服の場合は付けっぱなしにすることはないかと思いますが、帽子や鞄など毎回洗濯しないアイテムに取り付けた時は注意が必要です。ピンズを付けたままにしておくと、生地に負担がかかり続けて穴が大きく広がってしまいます。長期間付けたままにしておくと、生地の変色にもつながり、見た目が悪くなることもあります。ピンズを付けた帽子や鞄、洋服は、家に帰ったら取り外し、数日間は休ませるようにしましょう。そして、他のアクセサリーと同じように、使用後のピンズは柔らかい布で拭いて綺麗にします。金属パーツが多いピンズだからこそ、このお手入れをこまめに行うことで変色を防ぎやすくなります。

ここでは、ピンズについてご紹介しました。ピンズはコレクションだけでなく、おしゃれを楽しむアイテムとして普段のコーディネートに取り入れることもできます。ファッション小物のバリエーションが少ない方でも気軽に楽しめるのではないでしょうか。ぜひ、お気に入りのピンズを見つけてみてくださいね。

トロフィー・優勝カップ制作歴80年を超える宮坂徽章について

トロフィー・優勝カップなどの制作を1940年から続け、今ではすでに80年以上。
トロフィーの自社製造を行う宮坂徽章では、70余年の実績から培った技術で、良い商品をよりお求めやすい値段でご提供しております。
どんなものを選んだらよいか、何を書けばいいかなど、プロがアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。