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宮坂忠昌

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渡邉幸恵

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トロフィーの歴史や起源を解説

大会やイベント、コンペ等で優れた成績をおさめると、トロフィーの授与が当たり前のように行われていますね。このトロフィーを贈る行為は、いつから始まったのか、また今現在と同じ意味で用いられてきたのか、その歴史について詳しい人はあまり多くないのではないでしょうか。ここでは、そんなトロフィーの歴史についてご紹介します。

トロフィーの種類

トロフィーといえば塔の様な高さのある大きな柱形のものや人の形をしたものを思い浮かべる方が多いですが、そのような柱型や左右に持ち手のついたカップ型のもの・板型の楯・人型の像などの総称なのです。柱型やカップ型のものはスポーツの大会などでよく利用されています。楯は、絵画や書道などのコンクールなど、芸術に関する業界での表彰の場や学校内での表彰などでよく利用されています。人型の女神像のようなものやスポーツのボール型、わしなどの形のものもよく目にします。

大会内で優勝者は大きな塔型、準優勝者はカップ型、3位は楯などと順位によって種類を変えて区別される場合や形は同じで金・銀・銅など素材や色で区別されて利用される場合もあります。デザインに関しては、たくさんの種類があり、特別なものなのでオーダーメードも多く利用されています。その中でもよく作成されているタイプを挙げてみると、金属で作成された形や、透明のクリスタルの素材で作られたものがあります。昔に比べると様々な種類のものが増加してきています。

徽章の歴史

「徽章(きしょう)」という名称は、現代では「記章」と表記されており、時代の経過とともにその言葉が示す物の範囲も少し変わってきています。もともと、「徽章」の「徽」も「章」も、同じ「しるし」という意味を持っています。しかし、厳密には、「徽」の示すしるしとは、騎馬武者が背中に担ぐ「旗印」のことを表していました。

徽章の技術は、西暦600年頃より遡り、日本へは中国や朝鮮半島との交易の中で知識や技術が広まり、江戸時代から引き継がれてきたとされます。金工師と呼ばれる職業の人々が徽章や勲章を製作し、明治時代の東京には徽章屋の有力企業が多かったとも言われています。

大正後期から昭和にかけて不況の時代を迎えましたが、戦後はバッジやブローチ、銀器などを中心に復興の足掛かりをつかみます。なかでも、スポーツバッジは戦後のスポーツ競技の盛り上がりとともに需要が増し、徽章業界を支えることとなります。

やがて、野球やボウリングといった競技の爆発的な人気や、東京オリンピックの開催に伴い全国記章事業推進会が発足、キーホルダーやバッジ、ブローチ、カフス、タイ止め、五輪公式記念メダルなど、徽章業界は全国的な組織となり莫大な製品の販売に取りかかりました。

今日では、徽章(記章)とは、メダルやバッジ、フラッグ、トロフィー等を包括して示す言葉として定着しています。

各種記念品の起源

ひとことでトロフィーといっても、具体的には様々な種類があります。代表的な記念品について、それぞれの起源を見てみましょう。

トロフィーの起源

トロフィーは昔、戦争の際に頑張った人たちを称えるために使われていたとされています。この時代では、もともと戦に勝った軍が戦場に木の幹をたて、戦利品や敵の武器をかけたものをトロフィーと呼んだそうです。

このように、トロフィーの起源を見ると現代の形とは全く違うものでした。スポーツなどに用いられたのはギリシャでの利用が始まりだと言われています。元々は頭に飾る花輪が勝者へ贈られていたこともあるようです。もともとの戦利品を意味するトロフィーは、やがて勝者に贈るものとして形を変え、手に持てるサイズのものへ発展します。

日本では、戦後は物不足により高価な金属を使ったものもブローチのような小さなものが主流でした。その後の経済や技術の発展とプロ野球やボーリングなどのスポーツの普及と共に、大きな記念品を利用する事が増え、東京オリンピックが開かれたことで一般的にも用いられたのです。

優勝カップの起源

トロフィーの起源でも少し触れましたが、優勝カップは古代ギリシャにおいて、選ばれた人にのみ贈られる貴重な品でした。その由来は、戦争で敵を倒した際、頭蓋骨でカップを作る風習から発展したという説があります。

やがて頭蓋骨のシンプルなカップから、金属や宝石を散りばめた豪華なものへと変化し、勝者がお酒を飲むものへと発展していきます。

もともとは戦争の勝利の証であったものが、時代とともに敬意を示すためにごく限られた人へ贈る献上品と進化し、今日の形となったと言われています。

楯の起源

もともと防具であった楯は、勝利や勇気の象徴だとも言われていました。戦場で楯を奪われることは大きな恥であり、古代ギリシャでは戦争に勝った証として敵の防具を奪い飾る風習もありました。

剣や楯を戦争で使わなくなった頃から、楯は防具としてではなく装飾品としての用途が中心になってきます。12世紀頃のヨーロッパでは家紋に楯のモチーフを採用するなど、装飾品として発展していくようになり、やがて現代の形に変化しました。

旗の起源

旗の歴史はとても古く、世界の最古の旗としては紀元前3000年以上前の古代エジプト時代のものだという説が有力です。しかし、現在の旗とは違い、王国内の地域を区別するためにポールの先端に彫刻を施したものだったとされています。

日本では、卑弥呼のいた時代に旗が伝来し、疑似倭人伝にもその記述があります。また、日本の国旗については、文武天皇の時代に用いたとされ、明治三年に日章旗が正式に制定されました。

トロフィーが勝者に贈られる理由

トロフィーの歴史が意外と古いことに驚かれた方も多いでしょう。では、それらがスポーツ等の大会で勝者に贈られるようになったのはいつ頃からなのでしょうか。

日本では、第二次世界大戦後よりトロフィーの需要が高まったと言われています。戦後の復興に伴い、人々は野球やサッカー、相撲、ボーリングといったスポーツが一大ブームを迎え、大会や競技会が各地で盛んに開かれるようになりました。

そして、その大会の勝者へ贈るものとしてトロフィーが用いられ、浸透していったとされています。

トロフィー以外の優勝カップやメダル等は、東京オリンピックをきっかけに広まるようになり、現在に続いています。

トロフィーの必要性

トロフィーは、基本的にはスポーツの大会で1位になった人に贈るものとして古くから使用されています。また、スポーツ競技以外にも、絵画や書道等といった芸術的文化にも使用されるようになってきています。優れた成績をおさめた証として、トロフィーや賞状など何らかの形として残ることで、その成果を実感できる点が1つのメリットと言えるでしょう。

また、もらった人たちの楽しみと言えば家に飾ることです。優秀になった証や高い成績の証と言うのは、誰もが必ずもらえるものではないので、もらった人だけが飾ることができます。それだけ、トロフィーは素晴らしい必要性を持っており、貴重なものとなっているのです。

トロフィーが壊れてしまった場合

大切なトロフィーですが、壊れてしまうことやヒビが入ってしまうこともあります。こういった時にもう仕方ないから捨てると言って諦めている方もいると思います。

しかし、そんな壊れてしまったものを直してくれるところがたくさんあります。こういったお店や業者に依頼をすることによって、ひびなどの修復をしてくれるので、大切なものも直すことができるのです。状況や素材によって修繕状況や費用は様々ですがまた、ネットでも依頼を頼めるといったところもありますので、気軽に聞いてみることや見積もりもできます。諦めず相談することがおすすめです。

ここでは、トロフィーにまつわる歴史や起源を中心にご紹介しました。もともと、戦争の勝利の証として形にしていたものがトロフィーの由来になっているなど、思いがけない歴史に驚いた方もいるのではないでしょうか。長い歴史の中で意味や形は変わりましたが、スポーツ等の大会における表彰で用いられるようになってからは変わらずその伝統が引き継がれています。

トロフィー・優勝カップ制作歴80年を超える宮坂徽章について

トロフィー・優勝カップなどの制作を1940年から続け、今ではすでに80年以上。
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