金色や銀色などといったトロフィーの色の出し方
金色や銀色などといったトロフィーの色の出し方
賞のときなどによく授与されるトロフィーには、金色・銀色などをはじめとして現在では様々な色のついたトロフィーが製造されています。デザインについても様々で、大会に関連したデザインのものが膨大な種類日夜世界のどこかで生み出されています。
基本的には優勝した個人や団体を対象にした戦利品の意味合いで贈られるため人生において全ての人がもらえるとは限りませんが、自分の出した成績及び実績の証明として欠かすことのできないものとして認知されています。また、会社を退社するときや人生の記念イベントなどの場で感謝の印として制作依頼されるケースもあります。
トロフィーは真鍮鋳造製品の一つです。
製造工程については、最初に木型か石膏型のどちらかをデザインにより使い分けて使用することになります。次に、原型から量産用の金型を作っていきます。金型とは金属や樹脂をつくるときのイメージをつかむための模型のことです。
量産用の金型をつくって製作するイメージが固まったら鋳型を用意し鋳型に溶かした地金を流し込んで固めていきます。型が取れたら鋳物を取り出しますが、その際に型の合わせ目やバリを取っておきそれから研磨します。研磨は鋳物に着色しやすいようにする目的があります。
それから着色作業に入ります。着色については製造している会社によって指定できる色が異なる面がありますので、事前に問い合わせをして色を決められるなら決めておいたほうがよいでしょう。企業によっては金色・銀色・黒のほか緑・青・赤など様々な色を指定できるところもあります。
着色作業の代わりにめっき作業を行うこともできます。着色またはめっきのいずれかの作業を済ませたら、透明エナメルを使って塗装していきます。最後に塗装を乾燥させると本体の部分が完成します。
トロフィーには本体部分のほかに台座の部分もあります。台座の部分にはプレートをはめ込み何の賞であるかまたは何を記念したトロフィーであるかを明確に記載するようにします。
価格については様々です。手軽な感覚で製作依頼を出すことができ、その場合は1万円前後もあれば充分に制作が可能です。ただ手のこんだものになると数万円から数十万円クラスのものも制作できます。基本的に数日程度もあれば作ることができますが、手のこんだものだと制作期間も長くかかります。素材によっても大きく異なる面もあり、純金製や純銀製のものの場合高額買取の対象となることもあります。