景品に使うトロフィーのマメ知識
景品に使うトロフィーのマメ知識
景品にトロフィーを貰うととても嬉しいですね。何気なく頂き嬉しいものですが、種類や製造方法、お値段を知っている人は少ないでしょう。
ここではあまり知られていないマメ知識をいくつかお話しします。
実は膨大な種類があります。トロフィーは用意するシチュエーションの数だけあるのでその数は星の数ほどになります。
サッカーならサッカーボールの形や選手のプレイシーンを表したり、ボクシングならチャンピオンベルトやグローブなどのスポーツ用具をかたどる場合もあります。釣りなら魚など生き物をあつらえることもあるのです。珍しいもので言えば空手の場合、選手の拳や鷹や鷲などもあります。
次にその製造方法についてです。ほとんどがゴールドに輝き重量もあるので金で作られているかと言うとそうではありません。
1つはあらかじめ作りたい金型を用意し、そこに圧力をかけて溶かした金属を流し込み鋳造する方法です。ここで使用する金属は亜鉛やアルミの合金製が多いです。
メリットは、一度金型を作ってしまえば大量に、精巧で丈夫なものを作ることができることです。
デメリットは、金型を作るのに1月ほど時間をかけなければならないことと、金型代がやや高額になることです。
仕上げにメッキを塗っていきます。
もう1つは職人の方が真鍮で作成する方法があります。金型の代わりに樫の木か桜の木を使い、木で作った型に対して真鍮を回転させながら押しつけて、職人の手で形を少しずつ整えていくため、大変な手間と時間とお金がかかります。
真鍮は冷えてしばらく経つと硬くなり割れてしまうため、時々熱してあげる必要があります。そして熱した真鍮を木に押しつけるわけですから、使用する木の型は1日しか持ちません。そのため木の型代だけでもお金がかかるのです。
また、手作業で形を整える必要があるので、ミクロ単位で何度も何度も削る時間がかかります。
メリットは、職人の手作業で作成するため世界で同じものは2つとないこと。景品に相応しいわけです。また、相応の職人だけが作れるため、美術品としての価値が生まれることです。
デメリットは、大量生産ができないことや、鋳造で注文するよりも倍以上の時間がかかること。値段に至っては職人の方や作成する大きさによって異なりますが高いです。
トロフィーはスポーツに限らず企業の社員表彰や、テレビ番組の企画の景品などその用途は様々です。
共通して言えることは功績をたたえるためのものですので、ご自宅に眠っているトロフィーがあれば久々に磨いてあげましょう。それはあなたの功績をたたえた大事な足跡ですから。