実は日本発祥、ゲートボールと栄誉のトロフィー
実は日本発祥、ゲートボールと栄誉のトロフィー
古くから日本で親しまれているゲートボール、昨今に於いてはお年寄りの方が多く嗜まれていることから
お年寄りのスポーツとして認知されがちですが、その歴史を辿ると、起源はヨーロッパにおける伝統的な
クロッケーという競技を基に作られたといわれており元は太平洋戦争の終戦後。物資が不足していた日本
で遊び道具の無い子供の為、ひいては子供の不良化を防ぐために作られた遊びとして広まって行きましたが、
高度経済成長期を迎えると共にゲートボールは高齢者向けのスポーツとして流行し、現在では日本国内に留ま
らずアジア各国にも広く普及している程です。
またイベントや試合も各団体や会などに於いて盛んに行われており、その中でより好成績を残したり優勝者の方
には栄誉とトロフィーが授与されています。
先述にもありますように高齢者のスポーツという認識一般的に広まり浸透していますが、実際は決してそんな事は
無く、若い世代から順に見てゆくと、下は10歳から14歳ぐらいまでの競技人口がおよそ16万人程で、19歳程までが
およそ3万人、20から30代がそれぞれ7万人と実際にはかなり多く、また何らかの形で採用している学校もあり、データ
では小学校では約400校あり、中学、高校、専門学校がおよそ100校というデータもあります。最近では10代をはじめ
として20代や30代の競技人口が増加傾向にあり、現状ではかなりの数の競技人口がいるとされています。
また公式団体からは平成8年より全国ジュニア大会や平成11年からは全国社会人大会を開催するといった
若年層の競技人口増加に力を入れており、また初心者教室も積極的に開くよう各団体に呼びかけるといった
普及に関しての勢いは年々増しているといえます。
また日本やアジアで広く普及していますが、世界でもその普及の波は広がっており、
世界ゲートボール連合団体の加盟国は日本、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、インドネシア
、韓国、パラグアイ、ペルー、アメリカなど15カ国以上の国や地域が加盟しております。また、普及している国や地域
としてもインドやネパール、モンゴル、タイ、ベトナム、ニュージーランド、トルコ、ロシア、ドイツ、スイス、イギリス、
キューバ、南アフリカと世界各国にまで広がっています。
高齢者としてのスポーツとしての印象が強いスポーツと浸透されていますが実際は多くの若年層が嗜んでおり、
また、たとえいくつになってもそのトロフィーは自分の実力と結果を表すものであり、その輝きがトロフィーから失われることは
無いといえるでしょう。