トロフィーに付けられるネームプレート
トロフィーに付けられるネームプレート
トロフィーやカップ、盾や優勝旗は勝利者の栄光を称える記念品として、各種スポーツ大会には欠かせません。ただし同じスポーツでも、これらの記念品が授与されるパターンにはいろいろあります。優勝チームにひとつのトロフィーが与えられる場合と、各選手にひとつずつ与えられる場合がありますし、与えるのではなく預けるだけの場合もあります。たとえば高校野球の優勝旗、大相撲の賜杯、サッカーの国際大会のトロフィーなどは、次の大会が開かれる際に返還されます。
優勝旗や優勝カップが返還される際には、各チームや選手にレプリカが授与されることもあります。選手ひとりひとりも何らかの記念品が欲しいでしょうから、ある意味では当然のことと言えます。一方、本物の優勝旗や優勝カップには、優勝者の名前を書いたリボンが結びつけられたり、ネームプレートが貼られたりします。サッカーのトロフィーは本体に直接刻み込まれるため、名前を入れるスペースがなくなるたびに新調されると言われています。
各選手に記念品を授与するときにも、そこに優勝者やチームの名前が入っていれば、感動はひときわ高くなるでしょう。ただし本体に彫刻するのは時間も手間もかかるため、多くの場合はネームプレートを貼付することで対応しています。この方法なら既成品のカップや盾でも、ある程度のオリジナリティを出すことができます。また使わなくなった優勝カップを、ネームプレートを剥がして再利用することも可能です。
ネームプレートの材質には真鍮、アルミニウム、塩ビ樹脂などさまざまな種類があります。また名前を印刷する方法も、モーター彫刻や熱転写などから選べます。制作するメーカーによっても異なりますが、フォントを自由に選べたり、パソコンのデータを入稿すればロゴやイラストを自由に入れられたり、プロのデザイナーがデザインしてくれたりするサービスもあります。ネームプレートひとつで、トロフィーの印象もかなり変わってくるでしょう。
ネームプレートの多くは両面テープで貼り付ける方式なので、シール剥がしを使えば比較的簡単に取り外せます。それが気に入らないときには、はめ込み式や釘打ち式のプレートを選ぶこともできます。ただし本体とプレートの材質によっては、これらの方法が使えない場合もあります。どのようなプレートが最善かは、トロフィーの保有期間や見栄えなども考慮して、その都度決めるのが正解と言えるでしょう。